Concept
全てが詰まった缶と干物。
開発コンセプト
「Sea(=海)と
LIFE(生活、命)の
共存、水産品のある
食生活の普及」
商品を開発するうえで、大事にしているコンセプトは主に3つあります。1つ目は「産地の発展につながるか」。2つ目は「世の中にない商品か」。3つ目は「健康。自分の身内にまで自信をもっておススメできるか」。1つ目にある「産地の発展につながるか」は、原材料となる魚や港(資源)を守るという視点です。シーライフが扱う魚は全て天然魚であり、大半が地元浜田港水揚げのものです。歴史ある港ですが水揚げ量や港の規模は決して大きいとは言えず、漁業従事者の数も年々減っております。私たちがこの地で長く活動し良い商品をお客様に届けるためにも、産地の発展や持続可能な水産業は不可欠です。「Sea(=海)とLIFE(生活、命)の共存、水産品のある食生活の普及」。生まれ育った地域で活動する会社だからこそ、自分たちが開発する商品が、他社を含め地域の発展につながるのか、未来の資源、水産業を考えた選択をする必要があります。2つ目は、「シーライフでないと作れない」ものづくりを私たちはしたいという考えから成り立ちます。市場競争を考えると、私たちがつくる商品は世の中になく、見かけたお客様が面白い!とうなづいてくれるモノでないといけません。
伝統である干物や味醂干しと同じくらい、新しい市場や未来の食文化を形成する商品の開発は大切と考えています。魚をいかに時代に合った形として食卓に提供できるのか、既存の水産加工品市場だけでなくもっと大きなフィールドを夢見ているシーライフの強気な開発姿勢を表しています。
そして、「健康」です。この思いの裏側には、水産加工業の現場で長年働いている社長のこだわりがあります。干物は大量生産品というイメージが強く残っており、安価で毎日の食卓に並ぶものでした。ですが、大量生産でつくる干物は冷凍原料や外国産原料が多く使われており、旨味を加える化学調味料、足の早い水産品には不可欠と考える人も多い酸化防止剤などが含まれています。すべてを否定する訳ではありませんが、やはり化学調味料は無いに越したことはない、自然由来の素朴な干物を食べてもらおうというのがシーライフの考え方です。身体にやさしい素材を使用することで、自分の子供や家族、親戚や友達などにも安心して食べてもらえる商品を提供していけるという想いが持てるのです。
Interview
浜田市水産物ブランド化
戦略会議専門部会
専門部会長渡邉 祐二さん
「どんちっち」で
漁業従事者を
浜田を活気づける。
島根県浜田市には水産ブランド『浜田港四季のお魚』『どんちっち』の2つのブランドがあり、多種のお魚が水揚げされる日本海に面した港町です。魚市場近くで地物水産物の加工製造を行うシーライフとは、会社創業当初の15年ほど前から、社長とは創業前からの付き合いになります。特に、『どんちっち』ブランド魚を主力商品として使用して頂き、ブランド化のスタートから長年にわたり知名度向上に貢献をしてくださっています。初期の頃には、会議団体の一員として一緒に首都圏へ出向き、ブランドの普及業務にも率先して取り組んでくれました。おかげ様でここ数年はブランドも定着してきており、魚価の向上・漁師や仲買人たちのモチベーションにもなっています。
干物加工製造専門で事業をスタートし、時勢の流れを察知しながらいち早く新商品開発を手掛けられ、『高鮮度干物』『地元水産高校とコラボしたノドグロふりかけ』『日本初のノドグロ、アジ、カレイ』の缶詰等を世に送り出されています。現在現状に甘んじる事なく、消費者の皆様方にとってより安心、安全で質の良い前浜(地元浜田の)高鮮度の魚を使用した商品提供を行う努力に対し、今後も一体となって取り組んで行きたいと思っています。更なるご活躍を期待しています。
有限会社 やなぎ水産
専務取締役柳 雄一郎さん
新たな戦力を考え
常に挑戦している会社。
シーライフさんは今の世の中の流れに敏感です。
浜田の漁業のこれからも見据えながら、魚のPRをし、地域の活性化にも貢献されています。
干物だけでなく、缶詰・鍋セット・ラーメンなど、新商品を次々と開発し、さらに発信力があり素晴らしい強みだと感じています。また漁師から各業者、専門スタッフと適材適所でのチームワークの中心にシーライフさんがいるので、一次生産者~販売までの流れもよく頼りになる存在です。
シーライフさんとお付き合いさせていただいて、3年が経ちました。私の会社は、浜田漁港を中心に鮮魚を仕入れシーライフさんに収めさせていただおります。シーライフさんより「今度こんな事してみようと思うんだけど」と面白い話に声をかけてもらいます。私自身も新しい挑戦や面白いことが大好物なので、仕事も楽しくさせてもらっています。また、経営や情報通の社長にはたくさんの相談や情報をいただいて、感謝しています。